2019年10月23日水曜日

時間を都合よく利用する方法

20191022(火)
時間の比較社会学を読んで。

この本のテーマは一言で言えば「時間からの解放」
西洋の時間感覚と東洋とアフリカの時間感覚、過去と現在と未来の時間感覚を比較し、
コンサマトリー(自己充足的)になるにはどうすればいいかを模索する。

時間に追い詰められて「無限空間恐怖症」、「離人症」になる人、
それらの人の特徴は他人に依存しない、自己依存的。
精神を安定させるために未来や過去に執着するあまり、途方も無い時間の無限性に自分を見失ってしまう。
精神科医の「離人症」のレポートは親近感を抱く。
何かに依存しないと自分を見失ってしまうというのは、関係性の重要さに気づかされる。

アフリカと西洋の比較をしたときに、
アフリカ(円環型)、西洋(縦軸状)の時間感覚とする。
どちらもメリット、デメリットはある。
アフリカ型は今を見るのに最適だし、西洋型は膨大な時間を伝統としアイデンティティ(人格形成)を持てる。
どのような時間感覚が自分にとって合うのか、分からないが面白い。

時間によるニヒリズム(虚無主義)からの解放するにはどうすればいいか、を最後にこの本は閉じる。
あとがきで、いかにみんなと楽しく生きるというのが結論と書いてあったような気がする。
それらに対し、自分の解決方法は
・風呂、睡眠、運動を毎日する
・薬を飲む
・忘却する、酒を飲む
・とりあえず手を動かして作業興奮させる
・いま自分にできることで物事に対処する、できなければ誰かに頼む
・他人と話す(お金払ってでも、気兼ねなく誰かと話せる環境を作る)
・歴史をアイデンティティの参考にする
・人生は我慢と忍耐も必要、膨大な時間を無限に続くものと勘違いしない

↑これらはつまり身体的、精神的にも精神の依存先を増やすことだ。

時間の奴隷ではなく、時間を利用するくらいの気持ちでできたらいい。
やっていこう。

また追記します。

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