いまだにコロナに想いを寄せている。だが、ワクチンは打っていない。
打つ気もない。なんとなく。
街には人が溢れ始めている、あの頃のことなんて何もなかったかのように。
あの頃が、どんなものだったのか、人の醜さを抽出したような時期。
何もなかったかのようにするなんて、できない。忘れられない。
でも、自分の都合のいいように改変しているだけだろう。
だから忘れてもいいのかもしれない。忘れたい。
毎日溢れ出るYoutubeの動画が表示されるディスプレイを眺めて、頭の中の情報への焦点は次から次へと切り替わっていく。
なにも大切なことなんてないように思える。
次から次へと消えていく人やもの、万物達を忘れていく。そのたびにさようなら、さようならと発する。
次の日は寝て忘れて、元気になって、この日にさようならする。
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